home
須磨佳津代のクライストチャーチフラワーフェスティバル花いっぱいの旅

第二回
(写真クリックで拡大)
 今回はクライストチャーチの花いっぱいの街並みからご紹介しましょう。

 道路や公園など公共の場の花飾り以上にクライストチャーチのフラワーフェスティバルを特徴付けているのは、ガーデンコンテストがあり、街が花でいっぱいになること!!コンテストには広さ別、経験別、ジャンル別など様々な部門があり、また美化協会主催の、街の美観をつくる通りからみた美しさを競うコンテストや、裏庭やひとつひとつの育て方まで問う園芸協会主催のコンテスト、といった2系統のコンテストに加え、通り全体の美しさを競うストリートコンテストがあり、それにも、長い道、短い道、行き止まりの道など、様々なジャンルで賞が与えられます。アンケート調査によると市民の8割以上が庭いじりが好きと答えているとか…市民がつくった花の街だからこそ街全体が美しくなったのでしょう。

 まず、ストリートコンテストでグランプリを連続受賞している、ベンネビス通りを御紹介しましょう。60軒以上の家が立ち並ぶ通りの両側の家のフロントガーデンが、どこも花で飾られ、驚くほど美しい道となっています。アゲラタム、ベゴニア、マリーゴールド、シロタエギク、ロベリア等々、色のコーディネートを考えつつ変化をつけて植えられたボーダー花壇、ベゴニアの赤白を交互に植えてあるところもあります。塀は低く中庭も覗けるようになっていてマーガレットに、バラに、ブルーサルビア、ダリア等々、背の高い花、低い花を上手に組み合わせ、庭全体が花であふれているのです。一軒でもきたなくしている家があると賞には入らないと聞きその厳しさにびっくり。大変だなと思ったら、留守中は隣近所で水やりを助け合ったりするとか。花を通してコミュニティーが形成されているようです。フェスティバルの開催中、賞をとった庭をめぐるバスツアーもあり多くの人でにぎわっていました。また、自慢の庭を説明しようと、その家の人がニコニコと立っているのが印象的でした。話しかけたら嬉しそうに何でも答えてくださって、思わず記念撮影!多くの人に見てもらおうと一生懸命つくった自慢の庭なのでしょう。

 今年、美化協会と園芸協会、両方のコンテストのグランプリを獲得されたブリックス夫妻の庭園に御邪魔しました。グランプリを獲得するとプリミアガーデンの看板がかけられ、新聞に大きく報道されます。冬の土づくりから始まり、コーナー、コーナーの花飾りに特徴をもたせ、ハンギングバスケットや鉢植えでアクセントをつけ、どこを見ても花でいっぱい!枯れ花ひとつない様子に日頃のお世話のこまやかさを感じました。

 芝生に映える花飾りが表側の庭だとすると、裏庭は球根ベゴニアのカラフルさにロベリアが変化をつけ、その間を数々のフクシアの花の道でつないでいます。そして日の当たらないところには、ギボシなどシャドープランツを・・・。多色の花がいっぱいでも調和するのは緑と白を効果的に使っているからでしょう。なんでも年間3000株の苗を小さい状態のうちにまとめて安く買ってくるそうです。元美化協会会長のブリックスさんは「朝庭に出て花の手入れをしていると、首の後ろに日射しがあたりぽかぽかして気持ちがいい」と話していました。お庭を拝見した後、アフタヌーンティーをご馳走になったのですが、家の中はきれいに飾られ、ケーキも何種類も手作りされていて感激!!おいしくておかわりしてしまいました!そして暮らしのひとつひとつに心がこもっていて、その豊かさに日頃の私の暮らしを反省したのでした。

 帰り際たまたまお向かいの、まだ園芸初心者風の奥さんが花を植えていたので話しかけてみたら、「あんまりブリックスさんの家がきれいで、私もまねしたくなったの」とか。美しい庭は伝染効果があるようです。

クライストチャーチフラワーフェスティバル 目次

海外レポートトップ

ホーム

ホーム

support@hanaippai.com
花いっぱい.com に掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。
Copyright©2008 花いっぱい.com All rights Reserved.