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森と湖の国フィンランド

第8回 湿原
ボッグ湿原

中部、朝靄に包まれたシーカネヴァ湿原

中部、湿原保全地域に指定されている
シーカネヴァ湿原の早朝

中部、シーカネヴァ湿原の池塘
 南フィンランド高位泥炭地とも呼ばれ、フィンランド中・南部に多いタイプの湿原で、多くの場合湿原の中央部が周辺部に対し、時計皿を伏せたように、もしくはドーム状に盛り上がっています。
 主として降水を栄養塩類の供給源とするため、一般的に貧栄養性で、このような条件下で生育するミズゴケ類の発達が進んでいます。


湿原の断面


アーパ湿原

ラップランド、湿原保全地域に指定されている
カーマスヤンカ・アーパ湿原の遠望

ラップランド、湿原保全地域に
指定されているイルマッキ・アーパ湿原

ラップランド、イルマッキ・アーパ湿原
サギスゲに似て小穂を数個つける
Eriophorum angustifoliumの群落
 フィンランド北・中部に多いタイプの湿原で、島状泥炭地、または環状高位泥炭地とも呼ばれます。
 降水はほとんど雪によってもたらされますが、融雪期に蒸発作用は弱く、水が多量に表面流出し、地表に長く滞留します。
 このためミズゴケ類の発達が抑制され、全体の形態(断面)は平坦、またはやや窪んでいます。


湿原の断面


パルサ湿原

最北部ラップランド 北緯68度40分
スウェーデンとの国境付近の
道路脇にあるパルサ湿原

最北部ラップランド 北緯69度50分
湿原保全地域に指定されている
スカッルヴァーラのパルサ湿原
 国内最北の地域に発達した大型泥炭凍結丘で、泥炭層の地中に永久凍土が形成されると、凍結によって膨張した凍土が泥炭層を持ち上げ、小高く盛り上がります。
 パルサの高さは通常1〜3mですが、中には高さ7m以上に達するものも見つかっています。日本では1986年北海道の大雪山高根ガ原ではじめて発見されました。  


湿原の断面

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