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森と湖の国フィンランド

第25回 オーランド諸島のスプリング・エフェメラル 2


スウェーデン統治時代の修復されたカステルホルム城

ヤン・カールスゴーデン野外博物館

ロシア統治時代のブマンスンドゥ要塞跡
オーランド諸島には歴史的建築物や史跡等も多く、例えばオーランド本島には観光名所にもなっているスウェーデン統治時代の修復されたカステルホルム城とお城に隣接するヤン・カールスゴーデン野外博物館、そしてロシア統治時代のブマンスンドゥ要塞跡などが残っています。


マリエハムン市庁舎と屋上に翻る自治政府と市の旗

野草が咲き乱れるトゥラルンス・エング市立公園
オーランド諸島は現在フィンランド領になっているにもかかわらず、スウェーデン語のみが公用語です。さらに高度な自治権が認められていて、非武装・中立を保証され、独自の旗を保持し、独自の切手発行権を有しています。伝統文化や習慣などはスウェーデンに対する帰属性がとりわけ強いといえます。オーランド諸島の主要産業は、農林漁業、海運業、観光サービス業です。


スンドゥ町ニュトゥヴィケン湾

ヴォルド村の教会
オーランド諸島が現在の国際的・政治的地位を獲得するまでには、一人の日本人が重要な役割を演じています。1917年にロシアから独立したフィンランドはスウェーデンとオーランド諸島の領有権をめぐって争っていました。この領土紛争を収拾するために、当時の国際連盟事務局次長の新渡戸稲造(にとべ・いなぞう)が「新渡戸裁定」として知られる調停案を示し、1921年ジュネーブの本会議で承認されました。
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