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森と湖の国フィンランド

第26回 春咲きの希少植物を訪ねて2
第10回春の野山の花ですでにご紹介したキンポウゲ科の植物のうち、イチリンソウの仲間のヤブイチゲとアネモネ・ラヌンクロイデス、そしてミスミソウの仲間のヘパティカ・ノビリスはフィンランド中南部に比較的広く分布しています。これらに対して、今回ご紹介する3種類のキンポウゲ科の植物は国内の自生地が非常に限定されているために、これまで開花時期にあわせて撮影する機会に恵まれませんでした。


Anemone nemorosa
キンポウゲ科イチリンソウ属
ヤブイチゲ白花
ハメーンリンナ




Hepatica nobilis
キンポウゲ科ミスミソウ属
ヘパティカ・ノビリス
ハメーンリンナ



これらの植物の自生地は、フィンランド中南部にある氷河が残したエスカー(氷河の底を流れた融水が作った丘)やモレーンの丘の斜面に散在しています。 現在すべて絶滅危惧種に指定されていて、採取は禁じられています。欧州アルプスを中心に中欧に分布するアネモネ・トリフォリアは隔離分布を示し、北欧ではフィンランド国内の限られた自生地のみが知られています。


Anemone trifolia
キンポウゲ科イチリンソウ属
アネモネ・トリフォリアの群落




アネモネ・トリフォリアの花と蕾

アネモネ・トリフォリア白花

アネモネ・トリフォリアの赤紫を帯びた花


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