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森と湖の国フィンランド・ガーデニング奮闘記

第3回 2001年春の園芸フェア
 フィンランドではガーデニングが都市部を中心に最近人気上昇中。現女性大統領タルヤ・ハロネンさんも御主人とともに暇さえあればヘルシンキ市内にある小さな木造家屋付きの市民農園で熱心にガーデニングに興じておられます。本格的なガーデニング・シーズンを間近に控えて、今年春の園芸フェアは4月5日(木)から8日(日)までの4日間、ヘルシンキ市内のメッセ・センターで開催されました。
 この催しは、フィンランド園芸協会、グリーン環境連合、全国園芸業者組合連合、園芸用機械販売業者組合連合の共同主催。なお、不動産関係と別荘関係のメッセも今回の園芸フェアと同時にメッセ・センター会場の一角を借りて開催されました。


シラカバの鉢植えを使った会場中央の
メインストリート

電子商取引が可能なフラワー・ビジネス
 春の園芸フェアは1993年に初めて開催され、その後今年に至るまで首都ヘルシンキと古都トゥルクで1年ごとに輪番で行われています。年毎に園芸フェアの規模は拡大し、現在入場者総数、展示ブースの数とも北欧最大規模となっています。
 今年は連日満員の盛況で、一般・業者・園芸関係者など入場者総数は開催期間中(4日間)これまでの最高の82,792人を記録しました。
 首都圏はもちろんのこと、フィンランド国内各地からガーデニングに興味を持っている人々が貸し切りバスなどを使って会場に詰めかけました。


ピートブロックで仕切られたプリムラ、
ムスカリ、チューリップが咲き乱れる1画

噴水の周りに植え込まれた
白花のカラーとシャクナゲ
 床面積5436m²の会場は中央のメインストリートによって大きく二分されていました。参加業者・法人の数は198。芽吹いたばかりのシラカバと満開のサクラのポット植えをはじめ、チューリップ、ムスカリ、スイセン、クロッカス、カラー、シャクナゲ、ヒメタイツリソウなど促成栽培の草花が会場には咲き乱れ、噴水も設けられていました。
 イースターも迫ってきていましたので、イタリアンライグラスの種子を発芽させてちょうど芝生に見立てて使っていました。色調はフィンランド国旗のシンボルカラー、青と白を基調としていますが、もちろん他の色も使われていました。国内の繊維デザインメーカーのマリメッコ社も大胆な花柄をあしらったテーブルクロスを展示。

イースターにヒントを得た
アーチストのオブジェ
春向きの柄をあしらった
テーブルクロスを囲む桜やシャクナゲ


オランダの業者による夏・
秋咲き球根の販売

ハウス栽培の国産野菜の
販売促進コーナー
 会場で切花を即売していたバラ栽培業者は、北欧最大、ヨーロッパでも有数の規模を誇り、年間一千万本、約45種類のバラを主としてフィンランド国内市場向けに生産・出荷しているそうです。オランダからも業者が夏・秋咲きの球根を売りに出店していました。
 会場には、この他に、種子、苗、鉢植え、切花、書籍・雑誌の販売・予約コーナー、ベリーから作ったジャムやジェリー類、蜂蜜、そして国産野菜やハーブの試食・即売コーナーが並んでいました。


園芸資材や芝刈り機などが
展示してあるコーナー

子供のための絵画展示コーナー
 メインストリートの反対側には、園芸用機械各種、園芸用品・資材、屋外用照明器具、噴水、置物、温室、堆肥作りのためのプラスチック製容器、肥料、農薬、園芸用土、造園関係(石材、コンクリートブロック)、デッキ、ベンチ、東屋、子供用のミニ・ログハウス、プール、棚、スタンド、アーチ、トレリスなどが展示・即売されていました。
 会場では毎日フロリストの実演、専門家による園芸がテーマの一般向け講演、専門家による園芸・造園相談、子供向けに設定したコーナーではガーデニングを題材にした絵画の展示・指導が行われていました。因みに今回の一般向け講演(各30分)のテーマは、「ベリー類・果樹の新品種」、「フィンランド人好みの公園と庭」、「切花を使って庭の雰囲気を居間に取り込もう」、「草花と野菜で生活に潤いと健康を」、「未来の庭」でした。

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