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5月に入るといよいよ春の花壇を華やかに彩る主役達の登場となります。春・初夏咲き球根植物の女王、チューリップについては次回特集を組んでご紹介します。5月は気温の月・日変化が特に激しく、日中の最高気温が20℃以上に上昇する日もあるかと思えば、朝晩急激に気温が下がって時には霜が降りたり、小雪が舞ったりすることがあります。

5月上旬、さんさんたる春の陽光を浴びる一年草、宿根草の苗と毎年のように地上げしてプランターに植え込まれるイチゴの苗 |
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時間的に余裕のある冬場に翌シーズンの植栽計画や種子の注文リストを作ります。普通4月に入ってから草花・野菜の種子を蒔き、しばらく窓辺で育苗した後、徐々に戸外の環境に慣らしていきます。
特殊な場合を除き、現在庭に植栽されている1年草や宿根草のほとんどを種子から育て上げました。特に国内の園芸専門店では入手が困難な草花は時には通販で海外からも種子を取り寄せることがあります。
パンジーの苗は例外的にほとんど市内の青空市場から毎年のように購入しています。イチゴの苗はここ数年秋に地植えして戸外で越冬させ、毎年のように春になると堀上げ、株分けしてからプランターに植え込んでいます。

5月上旬から満開になるアネモネ・ブランダと早咲きチューリップ「アプリコット・ビューティー」、ムスカリ・ボトリオイデス |
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クロッカスが咲き終わった頃、5月上旬に開花する球根植物の中で代表的なものはアネモネ・ブランダです。お隣との境に沿って列状に植栽された早咲きチューリップ「アプリコット・ビューティー」のサーモンピンクと調和するように青紫花と白花を交互に植え込んであります。次々と花を咲かせるため開花期間は比較的長く、少なくとも6月下旬頃まで続きます。ちょうど適地に植栽したせいか、毎年のようにその勢力範囲を拡大しつつあります。

5月上旬に開花するカンアオイの仲間、アサルム・エウロパエウム |
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玄関先の半日陰の花壇では、常緑の多年草でカンアオイの仲間、アサルム・エウロパエウムが5月上旬の開葉とほぼ同時にひっそりと暗紫色の花を開きます。けっして目立つ花ではありませんので、開花時期を見逃さないことが肝心です。国内のごく一部に自生地が確認されています。
ザイフリボクの仲間、アメランキア・ラマルキーの根元に植えてあるヒマラヤ原産のプリムラ・ロセアは小型種ですが、中心が黄色い大輪のピンク色の花をつけます。

5月中旬に満開となるシデコブシの園芸品種 |
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1998年に南側庭の建物に近い場所に1本だけ植栽したシデコブシの園芸品種は5月中旬に満開になります。開花時期がちょうど遅霜とかち合うことが多く、せっかくの純白の美花が茶褐色に変色してしまい台無しになるので、寒冷紗等で保護することが必要です。大木になるマグノリアの仲間は当地では戸外での栽培が困難ですが、低木のシデコブシの園芸品種は南部でどうにか栽培が可能です。

5月中旬に軟毛に包まれて開葉・開花するオキナグサの仲間「プルサティラ・ブルガリス」 |
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セイヨウオキナグサの名で知られるプルサティラ・ブルガリスとともに、フリチラリア・メレアグリスやハナケマンソウも5月中旬頃から花が咲き始めます。セイヨウオキナグサと同じキンポウゲ科オキナグサ属の植物のうち、プルサティラ・ベルナリスとプルサティラ・パテンスの2種については国内南部のごく一部で自生地が確認されています。

5月中旬以降開花するフリチラリア・メレアグリスとハナルリソウ青花、早咲きチューリップ・プラエスタンス・ウニクム赤花、ムスカリ青花 |
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フリチラリア・メレアグリスにはチェスボードのような模様の入るものと白花とがあり、国内ではフィンランド領オーランド諸島に自生しています。フリチラリア・メレアグリスはユリ科バイモ属コバイモ類のグループに入っています。

ユリ科の園芸植物の害虫
ルビー色の体長6〜8mmの甲虫類[学名 Lilioceris lilii] |
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最近南部を中心にユリ科の園芸植物の害虫として問題になっているのが、フィンランド語でリルヤ・クッコ(学名Lilioceris lilii)と呼ばれているルビー色の体長6〜8mmの甲虫類です。油断していると幼虫が葉を食い荒らすので、幼虫や成虫を見つけ次第捕殺するのが一番手っ取り早い駆除法です。

5月中旬、玄関先の庭で開花するハナケマンソウ、フリチラリア・メレアグリス、プルサティラ・ブルガリスとプリムラ・アウリクラの園芸品種 |
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5月中下旬に開花するのは、ピンク花・白花をつけるケマンソウと様々な色彩に富むプリムラ・アウリクラの園芸品種です。別名タイツリソウとしても知られるディケントラ・スペクタビリスは花がらをこまめに摘み取ってやれば、開花期間が長くなります。アツバサクラソウとも呼ばれるプリムラ・アウリクラの園芸品種は厚手の葉を持つので最初耐寒性が心配されましたが、見掛けに反して当地の気候に良く順応してこれまで旺盛な生育を示しています。
花壇を彩る主役達
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