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今年6月22日(日)にヘルシンキ市内にあるラーヤスオ石楠花園を訪問しました。当日は天気にも恵まれ、ちょうど花の見頃となった石楠花を求めて、園内は家族連れを始め大勢の市民で賑わっていました。園内では人に馴れたキタリスがあちこちを駆けずり回っていました。

家族連れにも人気のある石楠花園 |
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人懐っこい園内のキタリス |
 湿地に敷設されている木道 |
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ラーヤスオ石楠花園は、ヘルシンキ市内北西部のエテラ・ハーガ地区にあります。ラーヤスオと呼ばれるヨーロッパ・アカマツ林貧栄養性湿原のうち、現在石楠花園として一般公開されているのは面積5ヘクタールの敷地です。
 車椅子でもアクセス可能な見晴台 |
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園内3ヵ所には車椅子でもアクセス可能な見晴台が適宜設けられていて、上方からも観察できるよう工夫されています。
 ブルーベリーが地面を覆う石楠花園の一画 |
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当初1975年にヘルシンキ大学農林学部育種学科により石楠花の育種プロジェクトの試験地として設立され、交配して得られた苗3,000本が敷地内に植栽されました。
 黄花のアザレア品種 |
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その後、1996年になってアザレア・ツツジ交雑種が1,500本、拡張部分に追加植栽されました。さらに1997年には黄花をつける石楠花の育種プロジェクトの試験地が別に設けられました。
 園芸品種と咲き競う野生のヒメイソツツジ |
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石楠花の開花の周期は、見事な花をつける年とやや見劣りする年が1年おきに繰り返されます。ラーヤスオ湿原には、もともとシッチカンバ、ヒメイソツツジ、ブルーベリー、ホロムイイチゴ、クロマメノキ、ワタスゲなどの原植生があって、現在でも植栽された石楠花と仲良く共存しています。
 橙花のアザレア品種 |
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アカマツが上層を覆っている林内では、石楠花の苗が深さ約2メートルのミズゴケ泥炭地に植栽されました。植栽後の維持管理としては、適切な施肥とシッチカンバの除伐が中心で、それ程集約的な維持管理はほとんど必要ありません。
●石楠花の園芸品種
石楠花の育種プロジェクトの成果として、ラーヤスオ湿原の試験地から選抜された個体のうち、現在市販され、耐寒性のある強健な石楠花の園芸品種は次の通りです。
これまでにフィンランドで育種改良された石楠花はこれらの他に4品種あり、あわせて9品種に及んでいます。これらの品種は、北欧各国のみならず、北米でも市販されています。今後とも継続して多くの石楠花の園芸新品種が誕生する見込みです。
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