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ドイツ花留学記・フロリストマイスターへの道

第1回 職業訓練AUSBILDUNG(アウスビルドゥング)とは?
【職業訓練AUSBILDUNGとは?】

2003年9月職業訓練AUSBILDUNGを始めたわけですが、この夏、3年間の修行を経て、無事卒業することができました。

まず簡単にドイツのAUSBILDUNG制度の説明をします。AUSBILDUNGとは職業訓練のこと。研修生として働きながら、職場から週に1,2回の頻度で職業訓練校に仕事の一環として通い、2,3年に渡る実務経験と職業訓練学校での課程を終えた後、公共の卒業試験受験資格が得られ、それに合格した場合その職業において公的に一人前と認められる制度のことです。もっと簡単にいうと卒業試験ありの修行なのです。

卒業試験は、筆記、口答、実技に分けられ、どれも公的で厳格な試験となります。
まず筆記試験では、学校で習った、社会、経済、植物学、実技理論が主に出題されます。実技試験では、花束、テーブルデコレーション用のアレンジ(花輪型)、寄せ植え、選択課題が出題されます。選択課題とは、結婚式、空間装飾、テーブルデコ、葬儀花からの選択で、筆記試験の際に自分で選んだテーマの中から課題がだされ、60分以内にテーマに合ったデザインを考え、スケッチ、資材表(見積もり)、色彩表示を提出し実技試験の際に制作すると言うものです。
そして口答試験では、主に選択課題について質問され、デザイン決定の理由や詳細、試験問題が実際の接客と仮定した場合、支払方法や資材仕入れ方法、見積もりに矛盾点がないかどうか、制作テクニックについて質問されます。

私にとって難関だったのは、なんと言っても筆記試験!ドイツ語での課題を時間内に理解し回答するのは簡単ではありません。特に教養科目では普段聞きなれない言葉やテーマばかりで「そんなん、日本語でも知らんわっ!何でフロリストになるのに社会科なんか勉強しないとあかんの〜。」と、愚痴だらけで奮闘する日々。必勝ハチマキを持っていたら頭に数ヶ月間巻いていたことでしょう。 
そんなこんなで何とか乗り越えた筆記試験でしたが、結果はまずまず、がんばった甲斐あり平均点ぐらいは取る事ができました。

実技試験では、見積もりの指定花材が悪天候により揃わず、その辺に生えているサマースイトピーなどを夜中に切りに行くという羽目になったものの、主に基本テクニックが重要視されるために3年間修行を終えた後では困難はありませんでした。

ああ〜、この試験を以って終わった修行の日々、あっという間に過ぎたようでもあるけど、やっぱり長かった3年間でした。そして、まだまだ目標までは長い道のりです。

読者の皆様にAUSBILDUNG3年間修行の日々、思い出話などを現在のフロリスト活動を通じてお伝えしようと思います。

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