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海外からの花便り;ロマンチック街道から

第4回 夏を楽しむ人たち、ロマンチック街道から
 ここで暮らす人々は派手な生活をしているわけではありませんが、のどかで豊かな生活を楽しんでいます。カメラを向けるとニッコリと、素朴で明るい笑顔をのぞかせてくれます。


農家の庭先
 これはうちの近くにある、とても手入れの行き届いた農家の庭です。観光客と一緒に歩いていると自然と「写真タイム」になってしまいます。


庭のフトン

庭で遊ぶ子供たち。ローテンブルクの城壁の上から
 天気のいい日にフトンを干すのは普通ですね。ドイツ人たちはしかし、洗濯物もフトンも通りに面した人目に付くところに干したりしません。屋根裏とか、中庭などを利用します。ただし、町を離れて一軒家の農家のような場合は別。ここはそんな場所です。干してあるフトンは、暖かい家庭生活を垣間見るようで、ついニコニコしてしまいます。どうも、この農家は「フトン干し」を楽しんでいるようです。


遠足の子供たち
 ローテンブルク西側のタウバー川沿いをハイキングするツアーの途中、子供たちの遠足に出会いました。先生(後ろに写っています)は親日家で、日本にも4回ほど行ったことがあるそうで、なんと最初に日本語で挨拶してくれました。ビックリ!
 生徒にも幾つかの単語を教えていたようで、コンニチワとみんな一緒にあいさつをして、それからバラバラとお辞儀をしてくれました。


暑くてアイス
 知られてないかもしれませんが、ドイツ人はアイスクリームが大好きです。これは女性だけではなく、ビールやワインの好きな大人の男性もそうです。
 ボウルのような大きな器を前にしてドイツ人女性がニコニコしていたりします。そこにはアイスクリーム10個程度入っていて、季節ならイチゴひとパック全部、さらにその上に生クリーム山盛りです。さすがにドイツ人男性はこれを「カロリー爆弾」と呼びます。


ライン川で遊ぶ若者たち
 「シュタイン アム ライン」はドイツとスイスの国境地帯のスイス側にある町です。その名が示す通りライン川沿いのかわいい町です。
 橋の上で「いい景色なので、どこを撮ろうか」と迷っていたところ、キャーキャー叫びながら川に飛び込む5〜6人の若者たちがいました。誰かが川の水が冷たいと迷っている仲間の背を押したのでしょう。それから、皆で笑いながら橋の上へと走って来ました。そこをパチリ。
 普通、湖も川も水温が低いため、水着を着ていてもあまり泳ぎません。だいたい日光浴で体を焼いています。そして、ときどき体を冷やすためにちょっと浸かるくらいです。子供と若者は別ですが・・・。


菩提樹の下で
 菩提樹はドイツ語で「Lindenbaum」とか単に「Linde」と呼ばれています。
 ベルリンのブランデンブルク門に通じる有名なメイン通りの名前が「ウンター・デン・リンデン」(菩提樹の下)です。そこで何をするのかというと、これはもう昔から「愛を語る」ことになっています。まあ、昔の日本で言えば「逢引き」をしたり「相合傘」を刻んだりした木でした。
 ゲルマン民族はもともとキリスト教と出会う前は多神教でした。森の民族でもあるので嵐の神や水の精以外に、樹木にもいろいんな神がいたのです。そして、菩提樹にはフリッガと言う「愛の女神」がいました。何となくこれで納得!?
 ブナやカシなどと同様に巨木なので大体小さな町の外れに植えられました。また、ドイツ語は「泉」と「井戸」は同じ単語で「Brunnen」ですが、共同の井戸もやはり(城壁に囲まれた)町の外にありました。


Lindeの花
 菩提樹の花は小さくて、とても質素です。花が咲いても遠目には、何となく木全体の色が明るくなった感じがするだけでしょう。でも、木の下に行くとはっきりと甘い香りがします。そして花の時期に木の下に車を停めたらもう大変。次の日来てみると、何と車全体が蜂蜜をかけられたようになってしまうのです。これは菩提樹が蜜を降らしているのです。恋人達が「菩提樹の下で長いこと逢引きしてたら、蜜をかぶってしまう」かと思いましたが、余計な心配ですね。
 「愛の木」なので葉っぱもハート型、と言われていても、なかなかちゃんとしたハート型はないようです。


ブナの木の下で
 ブナに耳を当てると中で木が樹液を吸い上げる音がします。静かに立っているのですが、音を聞くと中は忙しそうですよ。
 このブナは古代ゲルマンでは占いに使われたり、文字を書いて祈ったという神聖な木なのです。ドイツ語で本は「Buch」文字は「Buchstaben」、ブナは「Buche」です。そして同じゲルマン語族の英語で本は「Book」ですが、もちろんどれも語源はこのブナの木です。

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