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| 第3回 ダリア物語 | ||||
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ダリアの歴史
ダリアと聞くと昔ほど庭先で見なくなったと思われる方がいらっしゃると思います。事実、以前はどこの家でもダリアを育てた経験があるのではないでしょうか。ダリアの栽培が下火になった原因としては、花の種類が年々増えて選択の巾が広がり昔のように目立たなくなったということもあるでしょう。しかし最大の理由は、夏が高温多湿の日本では栽培しても咲いた花が長期間美しさを保つことができないということではないでしょうか。しかし、短期間であってもそのバリエーションの豊かさや存在感はたいしたものだと思います。
私どもの美術館では昨年その内のひとつで主にメキシコや中米で見られる皇帝ダリアを3株育てましたが、4m近い背丈とたわわになる薄紫の見事な花がすばらしく、11月下旬から12月初旬にかけてマスコミの取材や見学者が絶えませんでした。 ちなみに、スペイン人の新大陸侵略後ヨーロッパ人の知るところとなったダリアに関する情報は16世紀の半ばにスペイン王室に伝えられ、その内容は17世紀半ばにイタリアでも出版されました。実物が公式にヨーロッパ(スペイン)に伝えられたのは18世紀初頭で、当初はダリアの芋を食料として研究する目的で研究されたそうです。19世紀以降ダリアの存在はヨーロッパ各地に広がり、品種改良も比較的容易だったため多くの品種が世界に広がって行きました。日本には1841年に渡来したとされています。
ダリアってこんなに素敵
さきほどの皇帝ダリアの4m前後を最高にチェリーなどの小振りなものまでその背丈も様々で、花の大きさも10cm以下径から30cm以上径のものまで揃っています。 ヨーロッパでは当初その芋が研究対象になったとお話ししましたが、実際メキシコや中米では古来その芋が食されていました。近年の研究で、新大陸原産で同じく菊科の菊芋と同じくイヌリンという物質が豊富に含まれていることが分かって来ました。イヌリンは、多糖類(水溶性植物繊維)であり、血糖値上昇抑制作用、血中コレステロール低下作用、整腸作用、ミネラル吸収促進などの機能が研究報告されている物質です。
そんなダリアたちに出会うには
自分で育てる前にいろんな品種が咲いているのを見てからという方は上記の秋田国際ダリア園をはじめとする全国のダリア園を訪れてみてはいかがでしょうか。勿論そうした場所でも芋を購入できます。 なお、イヌリンが豊富なダリアの芋を食用として・・・というのはヨーロッパや日本の一部でも試みが始まっているようですが、これはまだまだ一般的ではないようです。 |
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