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● 10月2日 午前中、市内の市場へ買い物へ行く。ガイドブックに治安が悪いので気をつけるよう書いてあったが敢えてカメラ持参でいった。マーケットの入口で3〜4人ずつのグループになり、それぞれに警棒を持ったガードマンが付き散策をするが、そのガードマンのほうが市場の商人達よりよっぽど恐く感じた。 この旅行中、一度も恐い思いをしたことがなく旅行案内に書いてあるような事は全くなかった。市場の人々はニコニコしながら接客する。化石や蝶の標本、美しく刺繍を施したテーブルクロスなどを並べた観光客目当ての店と、干し魚やスパイスを売る食料品店、生きたままの七面鳥や鴨を売る人、何に使うのか分からない薬草を並べた店など迷路のような路地にひしめきあっている。 私はパリサンダという美しい木で出来たバニラビーンズを入れておく小箱を買った。店の言い値は80000FMgである。同行のフランス人女性が言い値で絶対に買ってはだめ、私も欲しいから2つまとめて値切り交渉するからと言い出し任せるとなんと20000FMg日本円で約350円になってしまった。一種のゲームをしている感覚である。 夜の9時発の飛行機で、楽しかったマダガスカル滞在を終え一路パリへ。
● 10月3日
これで天然香料の産地見学会に10年前のブルガリア、3年前のモロッコ(イギリス調香師協会による)と今回のマダガスカルと3回参加し、趣味で撮り続けた香料植物の写真も南仏グラースのも入れるとだいぶたまったので、拙文を添え一般消費者に香りに親しんでもらう為の「写真で見る香りの本」にしたいと思っている。 ※2000年10月パリで開催された。 |
| 調香師の香り紀行「マダガスカル」目次 |
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