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| 第3回 シンガポール植物園 (1) | ||||
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シンガポール観光に必ず組み込まれているのが、「シンガポール植物園」です。熱帯・亜熱帯植物の素晴らしいコレクションを持つ、シンガポールご自慢の観光名所ですが、普通の観光ツアーで来ると、観光バスから降ろされ、30分ほど(いやもっと少ないかな?)現地のガイドにちょろちょろっと案内されてオシマイ!という場所です。よほどの植物好きでなければ、大多数の方が「暑〜い!」という感想しか持たなかったかも…。 でも本当は、行けば行くほど、噛めば噛むほど、素晴らしさを実感するスゴーイ植物園。今回はこの植物園の概要だけ紹介したいと思います。
ラッフルズホテルの名でも有名なラッフルズ卿によって、今とは違う場所に作られました。ラッフルズさんは東インド会社の総督でしたので、ここでは貿易の商品になりそうな熱帯の植物を実験的に植えていました。でもここは間もなく閉園。 現在の場所に新たに開園したのは、1859年のことでした。それでも140年以上も前ですから、この植物園がいかに歴史があるかが理解できます。 現在の植物園の広さは52ヘクタール。「シンガポール植物園?旅行で行ったわよ。」と言ってるアナタ。東京ドームの約11倍ですよ、そのうちどのくらいを歩きましたか? この中に3つの大きな池、国立ラン園、熱帯雨林、ヤシコレクションの谷、などなどたくさんのテーマ別ガーデンが作られ、世界中の熱帯地域から集められた4000種類もの熱帯植物のコレクションを屋外で見ることができます。4000種類のスゴサを実感してもらいましょう。日本の植物は樹木も草も合わせて、北から南まで合わせて、約3000〜4000種類です。とても覚え切れませんね。
植物園は、日本人には観光地として有名ですが、それよりもやはり、市民の憩いの公園としての価値がとても高いように感じます。日曜日の朝のオープンカフェは満員御礼、駐車場はいっぱい、犬の散歩をさせる人、ジョギングをする人、散策をする人などでとてもにぎやか。市民の公園だなあと実感する時間です。ヤシコレクションのある谷では、時折オーケストラやジャズのコンサートが、昼の暑さが去った夜に開かれ、グランドシートを敷いて思い思いのかっこうで音楽を楽しむ人たちも見られます。
私は週に1回か2回くらい、植物園を散策しています。子どもが学校に行っている平日の午前中に、サークルのお友達と歩きます。広いので1日で全部はとても歩ききれません。ですから昨日はあちら、今日はこちら、といった歩き方をしています。
話がちょっと飛ぶようですが、日本人にとって季節はとても大切なものですよね。四季は日本の文化とは切っても切れないものだと思うのですが、残念ながら北緯1度、赤道直下のシンガポールには四季はありません。こちらに暮らしている日本人がよく言うのは、「シンガポールは季節がなくてつまらない」ということ。いつも緑で「かわりばえしない」というのです。でも外を歩き回ってわかったのは、春夏秋冬のように、全ての植物が一斉に変わるような劇的な変化はないけれど、熱帯の植物たちは、それぞれが独自の時計を持ち、いつも変化をしている、あるいは自分が変化をする時期を今か今かと待っている…ということでした。
毎日、同じルートを注意を払いながら観察して歩いていれば別かもしれませんが、1週間に1回程度、それも毎回違う場所を散策していると、こういった気まぐれなお花たちには、運が良くないと出会うことができません。これがとってもエキサイティング。今日はどんなものに出会えるか、そう考えるとドキドキ、ワクワクしてしまうのです。 「四季がなくて変化がない?つまらない?」…とーんでもない!というわけで、もしかしたら「一生に1回しか出会えないかもしれないお花」との出会いを求めて、今日もふらふら出かけてしまう私です。
シンガポール植物園はシンガポール一の繁華街オーチャードロードからも徒歩圏内。旅行者用のルートバスもちゃんと立ち寄ります。きちんと整備されていて、サンダルでも充分歩けます。スカートでも大丈夫。おみやげ物屋やオープンカフェもあり、トイレもきれいです。次に訪れる時には、ツアーではなく、ぜひたっぷりと時間をとって、散策はもちろん、シンガポーリアンのように園内でお茶や食事もして、じっくりと楽しまれるとよいと思いますよ! 【参考】 シンガポール植物園ホームページ |
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