home
トロピカルガーデンシティ シンガポール

第9回 ブキティマ自然保護区(Bukit Timah Nature Reserve)

ブキティマヒルの頂上
 ブキティマ自然保護区はシンガポールの中心に広がる自然保護区の一部。広さは164ヘクタール。シンガポールで一番標高が高い(でもたったの163m!)丘を含むので、シンガポーリアンには「ブキティマヒル」と呼ばれ、憩いの森として親しまれている場所です。
 シンガポールは赤道直下なので、約200年前、イギリス人のラッフルズ卿がこの島に上陸した頃には、ほとんど全て熱帯雨林に覆われていました。けれどもその後プランテーションなどのために森林は伐採され、手つかずの熱帯雨林は急速に失われていきました。
ラッフルズ卿の上陸は1819年。このときの森が100%として、1882年(約60年後)にはたったの7%しか、残されていなかったと記録されています。
 そんな中、ほんの少し残された「手つかずの熱帯雨林」を観察、散策できる場所がこの「ブキティマ自然保護区」なのです。


ビジターセンター
 熱帯雨林の1番大きな特徴は「生物の多様性」。ブキティマでは、(たった164ヘクタールの広さの森にもかかわらず)約900種類の顕花植物(花が咲く植物)、約100種のシダ植物、約100種の動物(哺乳類・爬虫類・両生類)が記録されているそうです。ブキティマ自然保護区のパンフレットには「この自然保護区ほんの1ヘクタールの中に、北アメリカすべての樹木の種類よりも、多くの種類の樹木がある」と書かれています。


パンフレット
 ブキティマ自然保護区へのアクセスは
Upper Bukit Timah Road から Hindhede Driveという名の道路に入って500mほどの場所にあるビジターセンターが出発点。
 このビジターセンターには、小さいながらもブキティマ自然保護区についての展示室、小さな売店とトイレ、案内所があります。ビジターセンターのオープンは8:30〜18:00。まずはこちらの案内所でパンフレットをもらいましょう。パンフレットは見える場所には置いてないので、レンジャーに「マップをください」と言ってください。1グループに1部だけわたしてくれます。


パンフレットの地図
 パンフレット(英文)には、この自然保護区の歴史や、植物相・動物相についての説明、ウォーキングトレイルの地図などがついています。どこのトレイルを選択してもいいのですが、お奨めトレイルルートが4色に分けられて載っていますので、お好きなルートを選んでください。


頂上への道
 頂上まではアスファルトの道を登るだけなので、30〜40分くらいでしょうか?マップで赤のルートです。熱帯雨林に詳しい人と一緒であれば色々と見所もあって楽しいのですが、何の予備知識も無く歩くとただの緑の中の登り道に感じられるかもしれません。でも頂上までの道には森についての説明版(英語)が、あちこちに設置してあるので、説明版を見つつ登っていけば、森のことが少しはわかるのではないかなと思います
 もし、森林散策気分を味わいたければ、脇道の土の道を行くのもよいかもしれません。(ただし、けっこうハードな道もあります)。

 ブキティマで、注意していれば、あるいはラッキーであれば観察できる動物・植物などをいくつか紹介します。
オナガザル マレーヒヨケザル

フタバガキ ブラックリリー スコルピオンプラント
他にも植物はたくさんありますが、書ききれないので、機会があればこちらのブログをのぞいてみてください。

 ブキティマをはじめ、シンガポールの自然保護区では、植物を採集したり、落ちているもの…たとえ枯葉1枚でも持ち出すことは堅く禁じられています。もし違反をすると、とてもこわ〜い罰が待っていますので、“とる”のは写真だけにしてくださいね。
 また、ブキティマは自然の宝庫であると同時に、第2次世界大戦中、日本がシンガポールへ侵攻した際には激戦地となって、シンガポーリアン、日本人共にたくさんの人々が命を落とした場所でもあります。ビジターセンター入り口にはそんな歴史について書かれた説明版も立っています。森の木々は何も語りませんが、そんな歴史も心の片隅に置いて、敬意を持ちつつ散策を楽しんでいただけたらなぁと思います。

基本情報(2005年12月時点の情報です)
名称 Bukit Timah Nature Reserve
住所 177 Hindhede Drive
TEL 1800-468-5736 (ビジター・センター/8:30〜18:00)
料金 無料(無料駐車場があります)
備考 ・売店はビジターセンターにありますが、閉まっていることも多いので、ホテルなどを出る前に水は確保しておきましょう。
・トイレはビジターセンターに1箇所だけあります。わりと新しくてきれいです。
・自然散策の注意事項を読んで、安全に散策してください。
関連サイト ブキティマの歴史などについて書いてあるホームページ(英語)
ブキティマとセントラルキャッチメントエリアのホームページ(英語)

アクセス方法(2005年12月時点の情報です)
バスで
SBS サービスの 170、 TIBs サービスの 67, 75, 171, 173, 184, 852 and 961が最寄のバス停で停まります。
Upper Bukit Timah Road にある the Courts furniture store 近くの Hindhede Driveという道に入ってまっすぐ450mくらい歩くと左側に駐車場があり、その奥にビジターセンターがあります。
バスはルートなどが変わることがあるので、行く直前にサイトで確認することをお勧めします。
タクシーで
シティ方面から来る場合はウッドランド方面にアッパーブキティマロードを進み、the Courts furniture storeを左手に見て過ぎたらUターンをして、Hindhede Driveへ左折して入ります。まっすぐ進んで450mほどで左手に駐車場が見えます。その奥の建物がビジターセンターです。
こんなことを書いても、シンガポール初心者にはよくわからないかもしれません。こちらのサイトのブキティマへのアクセス方法(英語)の部分をプリントアウトして、赤丸をし、タクシーの運転手に見せましょう。

トロピカルガーデンシティ シンガポール 目次

海外レポートトップ

ホーム

support@hanaippai.com
花いっぱい.com に掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。
Copyright©2008 花いっぱい.com All rights Reserved.